姫十字長椿象

ヒメジュウジナガカメムシ


写真日記写真日記虫
ヒメジュウジナガカメムシ半翅目 ナガカメムシ
神奈川県大磯町
フウセントウワタの実に固まって汁を吸う色鮮やかなカメムシ
黒と赤のカメムシは何種類かいて、そのなかのジュウジナガカメムシヒメジュウジナガカメムシの違いがweb検索ではよく分からなくて図書館に行ってカメムシ図鑑で調べた
ジュウジナガカメムシは北方系、ヒメジュウジナガカメムシの方は南方系で、神奈川にはどちらもいるようだけど"ヒメ"の方だと思う
ジュウジナガカメムシの方が体長が少し大きく、左右の黒点が大きく三角形で赤い十字模様(X字だけど)がはっきりみえる(写真のカメムシ黒点が丸くて小さい)
どちらもガガイモを食草にする(フウセントウワタもガガイモ科)
webで検索して"ジュウジナガカメムシ"とあるものの多くは"ヒメジュウジナガカメムシ"の間違いのようだ



折り重なって固まっているところを見て、なんとなく海で見るゴンズイ玉に似ていると思った
ゴンズイというのは海にいる毒のあるナマズの仲間で、幼魚のうちは数十匹が集まって玉のように密集して移動する習性がある
この習性には集合フェロモンという物質が関係しているのだけど、検索してみたらカメムシ類が集団になるのもこの集合フェロモンによるものとのこと
あの臭い臭いがそれで、また、それを利用した駆除方法なども行われているようだ