水木しげる先生

妖怪漫画で有名な水木先生だけど南の国が大好きで、漫画にも南方の妖怪とか南方っぽい風景がよく出てくる
これは20歳のころ南方へ出征したときの体験が原点になっている

水木しげるのラバウル戦記

水木しげるのラバウル戦記

どちらも軍隊生活の不条理、片腕を失う顛末、原住民との交流などを軸にしているが、
水木しげるラバウル戦記」の方はスケッチがふんだんにあり絵日記風、
「娘に語るお父さんの戦記」の方は文章主体でまとまっており(挿絵は漫画風)、戦後の生活(貸本作家になる)やラバウル再訪のエピソードなど付け加えられている
ストーリーはぜんぜん違うのだけど、古谷三敏の「ダメおやじ」が南方の楽園にあこがれる話とかをなんとなく思い出した