TVドラマ 南くんの恋人

前々回の小さなチャイナ服の深田恭子ちゃんはなかなか・・・というのは置いておいて
原作の漫画では南くんとちよみちゃんの他にはほとんど人が出てこなくて、二人だけがいる世界でほのぼのと時間が流れていく感じ
ちよみちゃんが誰かに見つかるなんてシーンもない(写真は見られてしまうけど・・)
南くんがいろいろ妄想するシーンとかあるのだけど、何度も読み返していると小さなちよみちゃんがいたということ自体が南くんの妄想ではなかったかとも思えてくる
恋人の失踪を受け入れられなかった内向的な青年が物語を作ることでそれを少しずつ受け入れていくプロセスを表現しているんじゃないかななんて思ったりする
今回のドラマでは中華料理屋の主人や、同級生や野村さんにまで見られてしまうところ、ビデオや携帯電話でおじいさんと連絡を取るところなど外の世界との接点がたくさんあるところが原作や高橋由美子版との大きな違いのように思う
それが良いことか悪いことかは物語が終わってからでないとわからないけど、全体的に「せつなさ」が足りないように思う原因のような気がしないでもない
(せつなさが足りないのは宮地真緒ちゃんの野村麗花が目立ちすぎる・エロすぎるのも原因かも)